会って“7秒”で問われる「あいさつ」の質
「会って7秒でその人の印象が決まる」
恋愛関連のノウハウ本などで囁かれていることです。こういった見出しを見た時、たった7秒で人の何がわかるのか?疑問に思ったことがあると思います。
ルックスや清潔感などの最低限の見た目はクリアしていると考えまして、人との差ができているとすれば…この7秒に何が起こっているのでしょうか?(美人、イケメンは例外)
● 恋愛・営業で、自分を人に売り込むシーン
・インパクトのある自己紹介
・数十秒で相手の心を掴む会話術(エレベータートーク)
・お笑い芸人のような一発ギャグ、つっこみ、ボケ
・咄嗟に使える誉め言葉
・会話のきっかけ作り(共通話題の発掘)
これらは間違いではありません。ですが、対人コミュニケーションの第2ステップに他ならないでしょう。では、第1ステップは何なのか?気になる方は、幼児向けの絵本や外国語会話の入門書コーナーに足を運んでみましょう。日本語に限らず、全ての言語で言えるのが、最初に習うのは「あいさつ」です。
おはよう
こんにちは
こんばんは
おやすみ
ありがとう
ごめんなさい
いただきます
ごちそうさま
いってきます
いってらっしゃい
これらの「挨拶」を身近な人の目を見て、きちんと言えているか?振り返ってみましょう。身近な人に言えていないとするならば、他人に言うのも難しいですよね。「難しい」ではなく、習慣として定着しておらず「無理」なのかも知れません。モテない…と嘆ている方。コミュニケーションの第1ステップ「あいさつ」を疎かにしている、軽視しているならば、知らず知らず、人とのコミュニケーションを狭め、人との関わりのチャンスを失ってますよ。
ハキハキと聞きとりやすい声、
柔らかい表情、
相手の目をきちんと見て、
形式的(棒読み)でなく、出会えた喜びの思い・感情を言葉に乗せ、抑揚をつけてあいさつする。これが、対人関係コミュニケーション“7秒ルール”の基礎であり、本質だと思います。