視覚効果を爆発的に高める“数字”と“固有名詞”の魔力
言っていること、言いたいことが何故相手に伝わらないのか?
恋愛に限らず、伝達力の無さ、に悩んだ経験はございませんでしょうか。
「こんなにも好きなのに」
「愛しているのに」
「素晴らしいと思っているのに」
こうお嘆きの方は、残念ながら、そのような抽象的(曖昧)表現では、説得力がないと思いますよ。
人の心という“重たい石”を動かすには、テコになる“棒”の存在が重要です。何らかのメッセージが発せられた時。その相手の受けとめ方について、初対面の場合は以下を考えておきましょう。
↓
・視覚情報=55%(表情・態度)
・聴覚情報=38%(口調・声質)
・言語情報=7%(内容)
長年連れ添っているカップルで一方がもう一方に意見を通す時。又は、ルックスや口調が自分と同等レベルのライバル(恋敵)と競い合った場合。言語情報の7%がどこまで効果を発揮できるのか!、が重要です。この言語情報を相手の視覚情報に変換することができればですね。55%の部分に影響を及ぼすことが可能となります。
まず一見、言語情報として捉えられがちなのが数字です。例えば、銀行口座の残高の移り変わりを通帳をパラパラめくって見ている時。
「増えた」
「減った」
こちらを的確に認識できるのではないでしょうか。頭の中で数字の増減がグラフのような視覚的イメージに変換されているからです。
また、男性が女性にプロポーズをする時。「いつか結婚して幸せな家庭を築こう」よりも…「1年以内に結婚資金200万円貯めて、2年以内に結婚しよう」が、結婚生活を視覚的にイメージできます。もう1つ、数字の他に言語情報が視覚情報に換わりやすいのが固有名詞です。
男性が女性をデートに誘う場合。
「週末どこか行かない?」ではなく、「○月○日の土曜日に車でドライブもかねてユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行こう」こちらのが、デートの楽しいイメージをより視覚的に働きかけますよね。
● 恋人に愛を伝える場合
・「いつも君を考えている」→「君のことを365日四六時中考えている」
・「将来一緒に暮らしたい」→「芦屋や西宮のお洒落な街で一緒に暮らしたい」
・「絶対に幸せにするから」→「子供とハンバーグを食べながら思い出を語りたい」
自分の言葉が相手に伝わっていないと感じたならば、相手が頭の中で、自分から聞いた言葉をどうイメージしているのか?こちらを想像してから、会話・言葉選びをされては如何でょう。