心が“病む”原因を考える
風邪になれば、直ぐに病院へと駆け込む方は多くいらっしゃいます。
薬を飲んだり、治療すれば、とりあえず症状が改善するケースもあるでしょう。ですが、病気の根本的な原因を考えみるとですね。普段の不健康な暮らしや、手洗い・うがい等の予防策を怠ったことが原因ではないでしょうか。このように、病気(問題)が発生する→特効薬・対処療法で治す。はたして正しい問題解決策と言えるのか?。勿論、それらも的確な選択肢の1つではあるとは思います。
失恋に限らず、ストレスや失敗で心が弱る、落ち込む、無気力になる、イライラする。これらを心が“病む・風邪を引く”と言いますよね。そんな心の“病”を放置している、自分の感情や欲求のコントロールができなくなってきます。
↓
・暴飲暴食、喫煙に走る
・ギャンブルやゲームにハマる
・就寝、起床時間など生活全般が乱れる
・人に八つ当たりする
・モチベーションが低下し、目標を見失う
こんな“症状”が表れるのではないでしょうか。
自分の行き場のない負の感情を相殺する意味で、これらの行動は“症状”と言うよりも、“特効薬”“対処療法”と言えるのかも知れませんね。これで根本的な心の問題は解決したのか、ということを考えます。「落ち込んだ時は、お酒でまぎらわせよう」の発想が依然根底にあったとするならば、「風邪になったら薬を飲めばよい、病院にいけばよい」と同じです。元にある問題は解決したとは言えません。
心に関しても、“病まない”ための健康作りやストレス予防などが重要になってくると思います。こんなことを言いますと、ストレス社会、競争社会で頑張っている方々から、
「できればそうしたいよ」
「でも、やり方がわからない」
なんて声が聞こえてきそうです。
この方法は、人によって人生の価値観も違うので一概には言えません。ですが、1つは本当に大切なことが何かを見極めること、ではないでしょうか。
現代の生活って「急を要するが重要ではないこと」に溢れています。
例えば以下のようなこと。
↓
● プラスアルファの仕事の成果
● 上司に気に入られる
● 急を要するが重要ではない頼まれ事
● 目先の少しのお金
● 世間体、人からよく見られたい
これらに費やす時間と、以下だとどちらが大切ですか?
↓
● 休息のための十分な睡眠
● 健全な食習慣
● 恋人と絆を深める
● 恋愛・対人スキルなど自己開発のための勉強
● リフレッシュ、リラックス
体と心が求めていること、実際の行動や心の有り様にズレが生じ始めれは“病”となって表れます。予防のためには普段からの心身のすり合わせが大事ということでしょう。