恋愛も“災難”は忘れた頃にやってきます
「天災は忘れた頃にやってくる」
地震など大災害が起きた時によく囁かれる言葉です。これは、災害への備えをとして考えれば、人災を表す言葉としても用いられるのかも知れません。
今年、世界を震撼させている“災難”と言えば、新型コロナウイルスの流行ではないでしょうか。
2002年のSARSコロナウイルス
2012年のMARSコロナウイルス
それ以来の大混乱です。SARS・MARSが発生した当初、誰もがマスク着用や手洗いうがいを徹底し厳重な予防を心がけます。ですが…10年という年月が人の警戒心を薄らげてしまうのでしょうか。いつの間にか“安全”と思い込んでしまい、リスクに対して鈍感になっています。結果、同じような騒ぎが定期的な間隔で起こってしまうのかも知れませんね。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
意味は、熱いものも飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。という言葉もあります。出来事が過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう、そんな人間にありがちなことを直接的に表した言葉と言えるでしょう。
リスクとは、警戒している「今」この瞬間も、警戒心が薄らいだ5年後、10年後も変わりません。変わらない状況で警戒心だけが和らいでいくとどうなるのか?リスクが露呈する確率だけが高くなりますよね。
恋愛の場合。
恋人に別れを告げられた当初は、次に恋人ができた時は「もっと優しく接して大切にしよう」と思っています。ですが、再び恋人ができ、交際期間が3年~4年と過ぎると?“なあなあ”な(馴れ合い・軽率な)関係が強まれば、以前に振られたことなど忘れてしまて、前の恋人同様、粗末な扱いになっていくケースがあります。結局は、3年~4年のサイクルで出会いと別れを繰り返し、一人の決まった異性と長続きすることはありません。
このような“負”の恋愛サイクルに入っていると感じていたら、前恋人と別れた時の辛さ、新恋人に出会った時の意気込みを「継続的に」忘れるべきではないと思います。
忘れないためにはですね。感染症を引き起こすウイルスも、天災・恋愛危機も、起こってから時が経てば経つほどに。再発生のリスクが高まるという認識を持つことでしょう。「最近、災難に見舞われなくなったな」こう感じている時が、最大に警戒しなければならない時なのです。