「感動」と「行動」の意外な関係
ついこの間、年が明けたと思えば、もう1月下旬になってしまいました。「今年は決めた目標を達成するぞ!」と年始に意気込んではみたものの、何も手を付けていないまま、1ヵ月が過ぎようとしている。そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目標とは誰かに「しなさい」と言われてするものではありません。かといって…「周囲がみんなやっているから」「何かしないと不安だから」これらが理由だと、動機としては弱いと言わざるを得ないでしょう。
恋愛も、誰かに強制されてするものではありませんよね。自由意思で行うものです。ですが「性欲を満たしたい・誰か近くに居ないと不安だから」の場合。これもまた恋愛の動機としては弱いと言えるでしょう。モテたところで、自分が相手に強く惹かれるものがなければ、「誰でもよい」となり、破局に向かいます。
「じゃあ、いったいどうすればいいんだ」
そんな声が聞こえてきそうです。恋愛でも仕事でも趣味でも、突き詰めて考えてみると、行動を起こす動機は、「誰かに何かを伝えたい」ではないでしょうか。
【恋愛】
・自分の魅力を知って欲しい
・相手に対して魅力的と感じていることを伝えたい
・感謝を示したい
・理想の恋愛関係を作り上げたい
【仕事】
・技術職:自分の誇れるパフォーマンス(技術)を体験して欲しい
・営業職:自分が価値があると思う商品やサービスを伝えたい、提供したい
【趣味やライフワーク】
・自分が楽しい、素晴らしいと思うことを誰かと共有したい
などが発端になるのではないでしょうか。
そして、その原点となるのが感動だと思いますが、最近何かに感動しましたか?
「感動したことがない」と感じた人はですね。う少し、自分や人の感情に敏感になってみましょう。男女問わず人が人と関わる時というのは、少なからず求め合う何かがある時です。ある時は、一方が困っていて、もう一方が手を差し伸べる、またある時は、一方が暗い表情で、もう一方が明るい気持ちにさせる、
そのような時。
一方は、人が自分を気にかけてくれる、励まされる。もう一方は、自分が人から求められている、認められた。という喜びや感動を味わうことができると思いますよ。
そういった些細な出来事から自分の価値や、自分が価値のあると思うことに気付いていくのだと思います。自分の感動を人に伝えたい、人と共有したい思いが沸き上がったならば、頭で考えるより先にさまざまな行動が伴ってくるのではないでしょうか。