人を動かす3つの考え方でコントロールする
当ブログにおきまして、人を動かすには自発的行動を促す、ということを度々述べてきました。そこで「具体的な方法を教えて欲しい」との要望に応えまして、人を動かすための3つの考え方について解説させていただきたいと思います。まず、あなたが動かしたい人が「動きたい」と思っている場合。なぜ「動きたい」にも関わらず「動けない」のか、を考えることが重要です。「動けない」障害が見つけて、それを取り除けばよいだけですからね。
例えば、あなたが男性で、女性から「好き」と思われている女性がいる場合。多かれ少なかれ、交際や結婚、ベッドインに前向きな考えを持っていることが考えられます。ですが、そこに向けて1歩踏み出せない何らかの理由とは?
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・交際→浮気や真剣に向き合ってくれるかの不安
・結婚→職業の将来性への不安
・ベッドイン→誰とでもベッドインしていないか、軽い男性でないかの不安
などが想定されます。
そういった相手が踏み出したいけど踏み出せない場合、その障害となるもの、この場合は不安を取り除けばよいわけです。
・交際→「今までも一途で好きになればその人しか見えなくなる」
・結婚→「今は、アルバイトだけど将来は一人前になる」
・ベッドイン→「好きな人とだけしたい、気持ちが通じ合った時がタイミング」
などのトークで、女性の通り道を塞いでいる不安という障害を取り除く必要がありますよね。次は、相手が「動きたくない」場合。これは「動きたい」場合が道を進行方向に進んでいるのに対し、逆走している状態です。
例えば、あなたがラーメンが大好きで帰宅ルートと反対方向に話題のラーメン屋ができたとします。遠回りしてでもラーメン屋に立ち寄りますよね。これは、ラーメン屋に行く「価値がある」と認めているためです。人は、そこに価値を認めれば、今までの行動を改めて、新たな行動に移る可能性があるということ。恋愛であれば、あなたを選ぶための価値を相手に植え付ける必要があると言えるでしょう。
最後に、動かない相手を行動へと追い込んでいくやり方があります。例えば、車の運転が嫌いな人がいたとして、会社から地方への転勤を命じられたとします。今まで公共交通機関や誰かの運転で何とかなっていたけど…地方では、自分で運転して出勤する環境となれば運転せざるを得ないでしょう。
同様に結婚を渋っている相手の場合。
両親に挨拶して気に入られる、兄弟や親友、親族に結婚を認めてもらうなど。“外堀”を埋める作業が、有効な場合もあります。まずは、本丸(中心的目的)ではなく周辺の問題(遠回り)から片付け、本丸に近付いていくという間接的方法、と言うほうが正しいのかも知れません。
まとめますと、
相手の気持ちが自分の意図したい方向に向いているのに「動かない」場合は、その障害を取り除く、自分の意図したい方向に向いていない場合は、方向転換のための価値を与える、それでダメなら“外堀”を埋めていく。この3つの人を動かす考え方をケースバイケースで使い分けることでしょう。
① 動かない原因の解決
② 動くための価値観を理解させる
③ 外堀から攻める