恋愛関係で優位に立つ2種類のマウントを理解する

 勝てる恋愛テク

ご当地アイドル、地下アイドルなど、多様なアイドル人気が叫ばれていますよね。ファンがイベントに参加する時ってアイドルとファンの思惑が交錯するのではないでしょうか。

例えばですね。
・アイドル→グッズをファンに買わせたい
・ファン→少しでもアイドルに近付きたい

このようになると思います。アイドルとファンのパワーバランスを考える時。マウント(優位な状態)なのは、ファンの心を掴み、行動を促しているという点でアイドルです。

そんなアイドルからファンへの対応は大きく分けて2通りです。
例えば「握手会」


ファン 「会えて嬉しいです!」
アイドル「ありがとうございます!グッズ買ってくれたら、握手とハグもしてあげるね」
ファン 「そうなんですね…」


ファン 「会えて嬉しいです」
アイドル「来てくれて本当に嬉しいです!」→握手
ファン 「やったぁ」
アイドル「でも、グッズ全然売れてないみたいだから、この先人気が続くか不安」→ハグ
ファン 「この先もずっと応援します!グッズも買うよ!」

①と②のアイドルのファンへの対応を比べてどうでしょうか。マウントをとっていることに違いはありませんが、そのことをファンに、①は感じさせ、②は感じさせてない、のではないでしょうか。自分の要求を相手に通す、という意味だと。恋愛でも、駆け引きする前にマウントをとることで、交渉(感情の誘導)を有利に進められます。

【恋愛感情によるマウント】
・スポーツや音楽などのパフォーマンスで惹き付けている
・ルックス、トークなど異性に求める欲求を満たしている
・好意を遠回しに伝え、相手に「好きなのかな」と思わせている

【主導権によるマウント】
・上司と部下、先輩と後輩、教師的役割と生徒的立場など
・相手を説得できる話術を持っている
・相手についての多くの情報を持ち、趣向や行動を全て把握している

など、状況によってさまざまなマウントがあると思います。マウントについて軽くおさらいしますね。

交渉を有利に進められる側、発言力のある側などの上位的立場を一般的にマウントと言います。つまり、あなたがどうしても欲しい物がある場合。売り手の言い値で買うしかなく、売り手がマウントと言えるでしょう。また、刑務所内では、立場上、囚人は(マウントの)刑務官の言うことを聞かなければなりませんよね。

ですが、冒頭のアイドルのファンイベントの例のように、①のマウントを意識させる接し方は、高圧的な印象で相手の反発、反感を買うおそれがあります。相手の心や感情が自分とは正反対の方向へ動けば、クーデターではありませんが、自分のマウントは揺らぎかねません。

継続的な関係構築を必要とする恋愛では、マウントの取得だけでなくその維持も考えることが重要です。そうすれば、人との交渉や感情的な駆け引きを常に有利に進められると思いますよ。

● 補足の話
恋愛関係にて優位にある側が駆け引きをすると勝つ可能性は高いですよね。だけど…実際には不利な側が駆け引きをして「失敗した」と後悔するケースが多いのです。これは勝てる要素が少ないので勝負になりません。あくまで自己満足な負け戦なので、準備と対策をした戦術が不足していると言えます。恋愛を成功させるには「計画性」が求められます。

無計画に好きだ、愛してると伝えるのは子供~学生の恋愛だと理解してくださいせ。大人になれば情報・経験も増えてますから、社交辞令・配慮や遠慮と言う嘘が出てきます。これを見抜いて事前に対策する事で、マウント(有利な立場)は得やすくなるのです。”追えば逃げる”追うのではなく、追い掛けられる自分をどう作るのか?が勝てる恋愛の基本となります。

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