台風対応で見える3つの人のタイプ
「過去最大級」とまで言われた台風19号が近畿地方を通過しました。大阪・関西でも関東地方ほどではないにしろ、11日夜から12日夜まで降り続いた雨、そして強風で不安を感じた方も多かったと思います。ここでみなさまにお聞きしたいのです。台風の前や最中はどのようにしてお過ごしになられたでしょうか?11日以前(台風前)の行動ですが、人によって大きく2パターンに分かれると思います。台風に備えて対策をする人としない人です。
<台風対策をされた方>
窓ガラスをテープで張ったり、ブルーシートで雨漏りしそうな場所を覆う。
強風、大雨への備えをしたり、スーパーにて食料品や日用品を買われた。
<台風対策をしなかった方>
楽観的思考の持ち主かもしれません。2018年に近畿地方を襲った「台風21号」のニュース映像を思い出してもましよう。トラックや建物の屋根が吹き飛ばされていたのが記憶に新しいはずです。「過去最大級」と言われる19号ですから、去年の被害を上回る可能性があるわけで、とても楽観視できる状況ではないと思います。
ですが、ここで何も対策をされなかった方についても、2種類に分けられます。台風前に対策が必要ない方と、台風前に対策が必要だけど面倒だったり「大丈夫だろう」という観測を持っている方です。前者は、台風に限らず急な災害や天変地異に備えて準備されている方だと言えるでしょう。後者は、何かあってから動く事後対応タイプと言えそうですね。
ここで挙げた3つのタイプの方が遭遇するであろう事態のメリット、デメリットを想定してみます。
①台風以前から災害に備えているタイプ
【メリット】 豊富な商品から物資を調達できる
【デメリット】 物資の保管場所や定期的な買い足しが必要
②台風直前に対策するタイプ
【メリット】 物資のロスや保管場所がなくて済む
【デメリット】
↓
ニュースなどで危機感を募らせた人々と行動が重なってしまう。
人で込み合う小売店で品薄の商品を購入したり、売り切れの場合は手に入らなかったりする。
③台風対策を何もしないタイプ
【メリット】台風が逸れたり、被害が少ない場合は物資のロスがない。準備の手間もいらない。
【デメリット】 被害が大きい場合、物資の奪い合い、不便な生活を強いられる可能性が高い。
上記の3つのタイプの人口比率を考えますと、①20%②50%③30%になります。台風後の報道を見ていましても、大雨特別警報や近くの河川の水量が増えているけど、避難しなかった方も居られたようです。こういった方々は③タイプと言えるのではないでしょうか。
恋愛や仕事でも、急な災害のほか、病気や失業、意見の大きなすれ違い、恋敵(ライバル)出現などの不測の事態が少なからずあるでしょう。そういった事態にいかに対応できるか。世の中の勝者と呼ばれる人たちが一握りであることを踏まえますと、とるべき対応は見えてきますよね。