芸術やゲーム、スポーツもコミュ力の1つです
男性「こんにちは」
女性「…」(笑)
男性「いい天気ですね」
女性「…」(笑)
男性「ご趣味は?」
女性「絵ですかね…」(笑)
男性「どんな絵を?」
女性「アニメや風景とか…」(笑)
男女の弾まない会話を見てますと、こちらまで歯がゆい気持ちになりますね。男性から女性へとコミュニケーションを図ろうとするのですが、女性が応えきれていないのか、男性のアプローチの仕方が悪いのか、一体何がいけないのでしょうね。
こういったコミュニケーションがうまくいかないシーン。日常生活や出会いの場で溢れているので、何が正解、間違いというのは一概には言えません。ただ言えることは、言葉だけがコミュニケーションの手段ではないということです。
人類の歴史を紐解きますと、言語(会話や文字)による意思や情報の伝達で、繁栄を遂げてきた事実があります。現代社会でもあいさつや社交辞令、プレゼン力や聞く力などが重要視される傾向がありますが、冒頭の会話のようになってしまった場合。よほどのコミュニケーションの達人でもない限り、意思疏通は不可能なような気がします。
では、どうやって打ち解ければよいのでしょうか。身近に言葉や日本語を話せない小さい子供や外国人がいる方は心当たりがあるかも知れません。こういった人々はですね。言葉が通じない相手に対し、泣く、笑うを含めたボディランゲージやジェスチャーで意思を伝えようとします。表現の手段は、人によってさまざまであり、必ずしもがそれが言語ではないということです。
例えば、最近話題になっているのが、オンラインゲームを通じて男女が出会うケースです。ゲーム内で一緒に共通の目的を達成する、もしくは競い合うことで、親交が深まっていくのだと思います。フェイストゥフェイスの会話が苦手だとしても、ゲームやアバターでなら通じ合えるというネット社会特有のコミュニケーション手段と言えるでしょう。
小中学校などで経験があるかも知れません。オンラインのみならず、オセロ、将棋、トランプ、スポーツといったゲームを通じて仲良くなるケースがあります。意思が通じ合い、心が開ければ自然と会話が生まれるため、ファーストコンタクトでは、言葉はむしろ不要な場合もあるのかも知れません。その他、言語以外の表現手段としましては、
エッセイや小説、
ファッション、
ヘアスタイル、
音楽、
絵、
ダンス、
マンガ、
映画、
YouTube、
車、
料理、
ガーデニングなど人それぞれさまざまと思います。アニメやドラマの「スポーツ根性もの」のように、教師と言うことを聞かない不良生徒がスポーツや音楽を通じて親交を深めていく、ではないですが…言語ではない表現方法、コミュニケーション手段のほうがうまくいくケースもあるでしょう。
冒頭の会話例のケースでは、互いに歩む寄るとするならば、
男性→絵を通じたコミュニケーション
女性→言葉を通じたコミュニケーション
を心がけることが大切かも知れませんね。