頼みごとで心の距離を飛躍的に縮める方法

 勝てる恋愛テク

若い女性社員がの荷物を運んでいる時。
「ちょっと荷物を運ぶの手伝ってください」と頼まれたとします。

そして…
「力持ちそうですね」
「私物もあるから他の人には恥ずかしから頼み難くて」
「優しそうだし、話しやすいから」

こう言われたら、「特別な目で自分を見てくれてるんだな」と感じますよね。そして、張り切って手伝いしたくなると思うのです。頼みごと→お礼、と言えば、人間関係の距離を詰める、深めるきっかけの“テッパン”です。でも、なぜ自分なのか?、と考えれば相手に好意的感情を抱かずにはいられないでしょう。

例えば、あなたが仕事を1つ誰かに任せる場合。「手が空いてそう(暇そう)だから任せる」(=誰でもよい)のと、「その人しかできそうにない仕事だから任せる」(=誰でもよくない)、この違いでは、頼まれた側から、頼んだ側の見る目や仕事へのモチベーションも違って来ます。

頼みごとにもよりますが、頼みごとをする相手のことをよく見ていないと…
「あなただから頼んだ」
「あなたを特別な目で見ている」
この印象は伝わらないと思います。

頼みごとを利用して会話の糸口を探る方法もあります。話したい知識や詳しい情報を尋ねる、というのがありますが、この場合。

・自分がそれを尋ねた理由(前振り)
・なぜその人に尋ねたのか
・会話を盛り上げる予備知識があるのかないのか

で、他の普通の会話と同様、尋ねた先の会話の展開が違ってきます。例えば、阪神タイガースファンの人と仲良くなりたい場合。

・「阪神戦を甲子園球場へ観に行ってみたい」という動機
・相手は阪神タイガースのロゴ入りキャップをいつも被っているなど熱烈なファン
→阪神戦の応援の仕方、行き方について尋ねてみる

これだけでも十分意気投合しそうですが、
・阪神タイガースの知識や阪神タイガースあるあるを知っていれば?
→ファンとして親交ができる、といった展開も予想されますよね。

人は誰でも自分のことを理解して欲しい、自分の価値を認めて欲しい生き物です。同じような趣味やファッション、年代の人たちが集いやすいのは、それだけお互いを理解し価値を認め合える要素があるからでしょう。

こういった人の欲求を「承認欲求」と言い、アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー氏の「欲求5段階説」のピラミッドの上から2番目にあたる高次欲求です。本来、人の欲求は低次のものから高次のものへ、

生理的欲求、
安全欲求、
社会的欲求/所属と愛の欲求、
そして承認欲求、
自己実現欲求、

という順に満たされていくと考えられており、承認欲求は、人によって満たされる最上級の欲求と言えるでしょう。あなたが人(ある特定の人物)をどれだけ承認できるか、につきましては、どれだけその人を観察しているか、知ってるか、理解してるか、に委ねられると思いますよ。

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