夏の恋は“終わりよければ全てよし”!?
夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
青空に残された
私の心は夏模様
(井上陽水さん『少年時代』より抜粋)
最近は肌寒いと感じる日もあるなど、夏の終わりを感じさせる陽気の日も増えてきました。夏の終わりと言えば、井上陽水さん『少年時代』の歌詞とメロディーが頭の中を流れる方もいらっしゃるかも知れませんね。楽しかった夏の思い出、その夏が過ぎ去ってしまう虚無感を表した歌詞、哀愁漂うメロディーに共感される方も多いと思います。
夏に限らず、季節の変わり目というのは、人の心も移り行く時期と言えます。
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【冬→春】 暖かくなり、行動や服装などが開放的な気分になる
【春→夏】 お盆休み、お祭り、夏のレジャーなどを前にしたワクワク感
【夏→秋】 夏の名残りを惜しむ虚無感、盛り上がった気持ちが落ち着き始める
【秋→冬】 寒い冬、クリスマスなど冬のイベントを前に人恋しくなる
などが思い当たるのではないでしょうか。8月後半~9月にかけては「夏の終わり」や「夏の総決算」という言葉が使われますが、さまざまな意味、局面で頻繁に使われているのを目にします。この時期は、飲み会や女子会などで、「今年の夏は最高(最悪)だった」と語り合い、これから訪れる秋や来年の夏に期待を込められている方もいらっしゃるでしょう。
みなさまは、自分の過ごした夏にどのような評価を下すでしょうか。
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・恋人と初めて行った花火、夏祭りの楽しい思い出の夏
・仕事が忙しくてデートやお出掛けができなかった寂しい夏
・海で大好きな恋人と大喧嘩して疎遠になってしまった切ない夏
・家族で力を合わせてキャンプに取り組み、絆が深まった夏
人それぞれ夏への思いがあると思います。
自分の夏について評価を下す時。
辛かったこと、
悔しかったこと、
楽しかったこと、
嬉しかったこと、
さまざまな感情的な出来事があったと思いますが、「終わりよければ全てよし」です。夏の最後に“いいこと”があれば、その人にとって、“よい夏”となります。
「夏はいいことがなかった」
「最高の夏だった」
夏は終わりに近付きつつありますが、まだ終わってはいませんよ。9月に入って秋の入口を迎えた時。もう1度『少年時代』を聴いてみて、今夏は恋人にどんな感情を抱かせることがでたのか?本当の夏の勝負は、これからと言えるのかも知れません。