愛情から愛のない「情」で彼は離婚してくれるのか?

 勝てる恋愛テク

愛情から愛がなくなると...情となる最近の関西地方では、雨の日が増え梅雨入りの兆しが伺えるようになりました。大阪や神戸では平年の梅雨入りは6月初旬だそうで、大体7月中~下旬まで雨が続くようです。そんな雨の多い6月。「ジューンブライド(June bride)」と言われるように「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」とされており、結婚式を挙げるカップルが多い時期でもあります。

男女における結婚の意味とは、人それぞれだとは思います。ですが「一生連れ添っていく決意」はどんなカップルでも少なからず持っているでしょう。一生連れ添うということは、一般的な考え方として、いつもお互いが惹かれ合っている状態が想像されます。では、そのお互いを惹き付けるものとはどんな感情なのか?

大きく3つに分類されると思います。

① 恋する気持ち
② 愛する気持ち
③ 情

恋とは、会いたい、一緒に○○したい、など自分が相手を求める気持ち、愛とは、相手の役に立ちたい、など自分が相手に尽くす気持ちでは、情(じょう)とは何でしょう…。恋愛で使うと、「恋人に情がわく」や「情がわいて別れられない」なんて言いますよね。つまり、心理的地位の上位者が下の者を思いやる気持ち、という表現が近そうです。例えば、夫婦関係の場合、妻にゾッコンの夫、そんな夫にうんざりしている妻があったとします。普通ならば妻の気持ちは冷めているので、別れに至ってもおかしくありませんが、妻に本音としては、「長く連れ添った夫を今さらひとりにはできない」「夫は私以外の他の女性からは相手にされないだろう」「一緒に居てあげなくちゃ」このような愛に近い“哀れみ”の感情も情には入り交じっているケースがございます。

情(じょう)と言えば、「情(なさけ)は人のためならず」と言うこともありますが、これは、(人に)情をかけておけば、巡り巡って自分に良い報いが来る、という意味だそうです。恋愛にも当てはまるのでしょうか?極端な話で言えば、昔話の「鶴の恩返し」や「浦島太郎」をイメージしてください。予想外の“御返し”が待っていることもあるという点は、恋愛でも当てはまりそうな気がします。

・貧しかった彼が数年後に会社経営して年収3,000万円になった
・離婚危機を乗り越えたら趣味趣向は一致するようになり、今はベストパートナー
・優しくなかった夫が感謝の言葉を口にするようになった

など、相手のプラスの変化が、人のためならず=良い報い、に該当しそうな気もします。ただ、「情は人のためならず」を、人に情をかけると結局その人のためにならない。このように解釈される方も居ますが、意味は間違いでも、情をかけた結果の場合だと、当てはまるケースもあると思います。

・夫を甘やかしすぎて、どんどん要求レベルが上がっていく
・浪費癖やDV(ドメスティックバイオレンス)の夫に情をかけて別れなれなくなった
・不倫中の既婚男性に情がわいてしまって別れられない、彼は妻と離婚する気がない

これらのケースの場合。
自分からの情が相手のマイナス変化を作っており、人のためならず=その人のためにならない、結果だと思います。もし「ジューンブライド」をお考えの方で、恋人への情が大きくなってしまっている方。自分の幸せのためにも、情が相手にプラスの変化になるのか、マイナス変化なのか?、よく考えたほうが良いですよ。

【補足の話】
別れさせ屋へと「彼と奥さんを別れさせたい」と相談に来られる女性に多いこと。それは恋愛の優位性である、順位を理解していない方かが多いと思いますよ。本命と浮気相手が存在している場合。残念ながら1位は本命であり、浮気相手は2位~5位となります。2位としないのは浮気する人は何らかの油断があれば浮気相手が増える傾向があるからです。例えば、2位である彼女と言うのは1位の妻とはパーソナルゾーン(心の開放距離)が違います。なので、順番を間違えて彼を束縛・嫉妬すると言うのは…。彼の本音では「お前が言うなよ」と思っており、浮気相手は2位としての立ち位置をキープしないといけません。

3位が2位
4位が3位や2位、
5位が4位や3位、2位

このように意見する事は良いのですが、「1位」と言うのは愛情だけではありませんからね。
使命感
責任感
これらを同時に負っているので、形のない彼女、形のある妻とは大きな隔たりがございます。よって、このパーソナルゾーンを逆転させるには?2位をキープしながら、彼の中で優先度を1位から2位へと繰り上げさせる必要があります。浮気から本気へのシフトです。それまでは、都合のいい関係を受け入れることも必要ですし、出過ぎた嫉妬・束縛は抑えることも大切。既婚者と理解して恋愛している以上は、彼女側の自己責任となるのです。彼と一緒になりたい!と思うのでしたら計画的・建設的に恋愛していきましょうね。

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