緊急事態でパニックになるか、マイペースを貫くか?
■ 緊急事態宣言と恋愛
関東、関西、東海などに新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく、緊急事態宣言が出され、不要不急の外出自粛や飲食店の営業時間短縮などが要請されました。緊急事態宣言により再び人の流れや街の動きが大きく変わる中で、私たちはどのように行動を変化させていけばよいのでしょうかね。緊急事態宣言を大事と捉えるのか、全く動じずマイペースを貫くのか、は人それぞれですが、まずは冷静になって自分ができる対策と、感染リスクを改めて確認しておく必要がありそうですね。新型コロナに限らず、非常時やイレギュラーなことが起こりますと、その人の本来の姿と言いますか、人間性、思考習慣などがはっきりと現れてくるので、人を評価・判断するためによく観察しておいたほうがよいかも知れません。
まず周りにひとりくらいはいると思いますが、緊急事態宣言や新型コロナ感染拡大のニュースを見て、パニックのようになられるケースです。急に自宅に引き籠って誰にも会わなくなる、何かあればコロナ、コロナ、「早く何とかして欲しい」と叫び、頭がコロナの問題と不安でいっぱいになるといった具合にです。極端な話をしますと、外へ1歩出れば、コロナでなくても交通事故や他のウイルスに遭遇、感染する場合があるわけでして、コロナだからといって過剰に何でもかんでも行動を抑制する必要はないのではないでしょうか。できるだけ信頼のおける少数の人に万全の感染対策の上で会う、マスクと手指の消毒、手洗い・うがいの徹底などで限りなく感染の確率をゼロに近付けることができるわけです。大切なのは、正確な新型コロナ対策の知識と面会する人や場所を選ぶということでしょう。
一方で、新型コロナで世間では外出や複数の人との面会が自粛ムードの中、生活や自分の欲求を叶えるためにそんなことは言ってられない、とマスクなどの形式的な対策のみで、普段の行動を貫かれる方がいらっしゃいますが、これも違うと思います。世間の流れが変わったならば、その流れに合わせて自分の動きも変えないといけないわけでして、ほとんど行動の変化がないといいますのは、川の流れに逆らって進むようなものです。仮に今まで1メートル進むのに1分かかったとしまして、それが2分、3分となかなか進めなくなり、しかも新型コロナ感染リスクも上がるので、労力が増える、もがいているだけという表現が的確かも知れません。もっと新型コロナ対策に考慮しながら進むべき方向や効率面を見直す必要があるでしょう。
自分がコントロールできない領域の不安や驚異でパニックに陥ること、コントロールできないからといって開き直ってしまうことはどちらもナンセンスです。感染リスクを下げるためにできることと、時流に沿った動き方を考えることが、明るい未来を切り開くために必要なことではないでしょうか。
(記事:スタッフ)