恋愛・仕事の失敗を悪運のせいにしてませんか?
・もっと時間あったら口説けたのに
・タイミングさえ合えばデートできた
・恋人の浮気が原因で破局した
・コロナ不況がなければ恋人と別れずに済んだ
このようにできなかったこと、失敗したことの原因が自分以外のものにあると強調される方がいらっしゃいます。確かに一因であることは事実なのでしょうが、そのことを他人に認めてもらったところで結果が変わるはずもありません。恋愛や人間関係の駆け引きとして“いいわけ”を活用するという考え方もありますが、うまくいかないことを全て周囲のせいにする思考回路になっていたとしたら、人生や恋愛はますますうまくいかなくなってしまう可能性があります。
たまたまできたこと、もしくは、たまたまできなかったこと。「勝負は時の運」という言葉がありますように、確かに運に左右されることがあります。ですが、100%運で決まるということはなく、少なからず、それまでの努力や注意深さが影響しているのではないでしょうか。
人によって生い立ちや才能の違いはありますが、それは強みや弱みも含めて平等である。誰しも1日に与えられた時間は24時間で、結果の違いはその毎日の24時間の使い方の違いである、という観点に立たない限り、自分で運命や人生を切り開くことは難しいでしょう。
他人に対して無意識にいいわけしてしまう人は、他人によく見られたい、プライドが傷付くのが怖いなど虚栄心の強い人と言えるのかも知れません。人間には承認欲求がありますので他人に認められたい気持ちはわかります。ただ、うまくいかなかったことのいいわけを認めてもらい、面目を保ったところで何の意味があるのでしょうか。1度だけならまだ通用するかも知れませんが、2度3度となりますと、相手としましても見栄を張っていることくらい容易に見破れるでしょう。
結局のところ、実力(それまでの努力や注意深さ)は、運によって多少の左右はあるものの、年月とともに結果として確実に数字として現れるということです。そういうことを踏まえますと、いいわけは単なる過信や自分を強く(能力があるように)見せているに過ぎません。その場は取り繕ったとしても、いつかボロが出れば、他人からのマイナス評価は避けられないでしょうし、何より自分自身が“等身大”の自分を理解できていなければ、その後の成長やスキルアップには繋がらないと思います。
自分が本当に求めているもののために、今の自分の弱さや至らなさを受け入れ、改善に努めようとするならば、そこにいいわけの入り込む余地はないのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)