恋人の失敗やミスに激怒していませんか?
恋人の失敗、ミス、敗北を目にすると…
「何やってるんだろう」
「情けない」
「もっとしっかりして」
こんな一言でも言いたくなるでしょう。夫婦関係ともなると、運命共同体の側面が強くなり、配偶者の失敗やミスで自分が不利益を被ることもあると思います。もっと頼りたい、配偶者の恩恵を受けたいのに、逆に尻拭いといいますか、足を引っ張られる、フォローをしないといけないとなると、腹立たしくなる、心穏やかではいられなくなる気持ちもわからないでもありません。
恋人の失敗やミスに対して、自分にも不利益が生じることも考えますと、2度と繰り返して欲しくない思いから、激しく責め立てる、叱咤する局面もあると思います。仕事で成績が振るわない、自分が求めている対応が得られない、人生の計画が思い通りに行かないことに対し、自分の思い描く恋人像、配偶者像を取り戻そうと相手に働きかける方もいらっしゃるでしょう。ただ思いますのは、自分でさえ思い通りの結果を残す、人生を完璧にコントロールするのが難しいように、自分がコントロールできない他人を思い通りに仕向けるのは、もっと難しいのではないでしょうか。
特に相手が何らかの失敗やミスをしてしまった時。それは、当然相手も多かれ少なかれ落ち込んでいる、精神的に参っていますよね。そんな時に「何やってるの?本当に情けない!もっと頑張りなさい!」と言ったところで心の底から「はい、わかった」と聞き入れてもらえるでしょうか。言った経験がある方は心当たりがあるかも知れませんが、おそらく「そんなのわかってる。俺(私)だって頑張ってるんだ!」となるか、一層自信を失わせてしまうのが関の山です。
では、恋人の失敗に対してどのような対応が理想なのか?
人それぞれの考え方や内容にもよりますが、まずは失敗やミスを受け入れてあげる、自分も人も結局至らない存在であるという立場に立つことが先決でしょう。誰でも失敗やミスをする、それはいけないことでなくむしろ必然である、大切なのはその経験を糧に生活習慣や思考を改善していく、成長や明るい未来へのステップである、このように前向きに捉えれば、恋人に対しても、もっと肯定的な対応がとれますし、落ち込ませたり、自信を失わせたりすることもないのではないでしょうか。
恋人の失敗やミスと聞くと、不安になり、つい感情的に小言を言ってしまいそうになる気持ちはわかりますが、まずは心を落ち着けましょう。そして、それはさらなる成長へのステップのために必然的なことと認識することで、もっと前向きな気持ちで恋人やさまざまなことに向き合えると思いますよ。
(記事:スタッフ)