「忙しい・お金がない」と断られてしまったら
「今度の週末にお茶でもしよう」
「夜に電話していい?」
「仕事帰りにご飯でも一緒にしない」
こんな感じで誘いを断られた経験はございませんか?
同様に、恋人に対して、結婚や子作りを提案した時、「まだ(年齢的にも、恋際期間としても)早いよ」と言われ、「確かにそうだな」と納得した経験はございませんでしょうか。
忙しい、忙しくない
時期が早い、遅い
お金がある、お金がない
これらの判断基準が人によって違いますよね。
人に何かを求めた時、「ある」ではなく「ない」の判断をされてしまうのは、そこに価値を見出だされていないと考えるのが妥当でしょう。例えば、恋人からのデートのドタキャンの理由が「体調が悪い」だとしましょう。ですが、もし、恋人が大ファンのアーティストに会える、またはジャンボ宝くじが当たって引換期限が今日まで、となれば、病を押してでも、外出するのではないでしょうか。
つまり、時間やお金などの資源の「ある」「ない」は人それぞれの解釈次第でして、価値を認めたものを優先し、価値を認めていないものは後回しにされるということでしょう。
人が何に価値を感じるか。これは、ひとりひとり異なるため、自分が価値のあると思うものに対して、人も価値を感じるとは限りません。相手が何に価値を感じるかわからない状態で、自分の価値観や要求を押し付けたところで、(時間やお金を費やすいに値する)価値がないと判断されるのが関の山でしょう。
では、自分の価値観や要求を相手に呑ませることは辞めておいたほうが良いのかといいますと、相手の言いなりでは、主導権は取れませんし、思うように人間関係を運ぶこともできませんよね。ここで重要なのは、まずは相手の話をよく聞き、相手の価値観を理解するということです。相手が価値を認めるものがわかれば、そこに時間やお金を割くわけですからね。
その価値の対象が人の場合は、潜在的にどういう人物との関わりを求めているかについて考えを巡らせる必要があります。逆に相手の価値観さえ理解すれば、自分の優先順位を上げ、他の予定や出費を変更させる、改めさせることも可能です。「忙しい」「時間がない」「お金がない」など「ない」の判断があなたに下されたならば、もう1度、相手が価値を認めるものについて考えてみましょう。
(記事:スタッフ)