「しつこい」はダメなのでしょうか?
しつこい人、と聞けば?
多くの方はあまりよいイメージを持たれないかも知れませんよね。相手が断っているにも関わらず、何度も何度もアプローチする。傍から見ていても、見苦しいと思ったことがあるでしょう。自分は、見苦しい真似はしたくない、断られたら潔く引き下がろう、と心に留められた方も居られると思います。
では、断られたら潔く引き下がることが、恋愛をはじめとするさまざまなことではたして理想的な振る舞いと言えるのか、を考えますと、これは違うのではないでしょうか。
しつこくすると見苦しいし、相手から嫌われるばかり。かと言ってすぐに引き下がってしまう、諦めてしまっては、なかなか自分の要求を人に通すことができない。では、いったいどうすればよいのか、と悩まれる方も多いでしょう。ここで、もしあなたが会ったばかりの人に100万円貸して欲しいと頼まれたとしましょう。これはどれだけしつこく頼まれてもよほど金持ちでない限り、首を縦には振らないのではないでしょうか。
ですが、20年来の親友にですね。
「本当に困っていて頼むから100万円貸して欲しい」と頭を下げられたらどうでしょうか。おそらく即答とまではいかなくても「少し考えさせて」となるのではないでしょうか。元を辿れば、この親友とも初対面の日があったわけですよね。20年という年月の中で、2人の間にさまざまな出来事があり、あなたの中での親友の好感度が上がったからこそ、100万円もの大金を貸そうかどうか考えるに至ったのではないでしょうか。
つまり本当の意味でのしつこいはですね。断られたら、潔く引き下がるのではなく、どうすれば自分の好感度を上げられるのかを考えることと思います。今は断られたとしても、好感度を上げれば通る要求もあるということでしょう。このあたりがよく勘違いされがちなのですが、しつこくいくということは、提案する→断られる→自分の好感度を上げる→提案する、のように、自分の好感度を上げる、を疎かにしては成り立たないということです。
(記事:スタッフ)