「頭がよい」と勝てる恋愛もあります
「恋愛力を向上させたい!」と願う時。
さまざまな恋愛テクニックを知る、覚えるということがもちろん重要なのですが、その意味を「わかる」「理解する」こと、そして、人間的成長も欠かせないのではないのでしょうか。ここで「もう求める恋愛が得られているから、あえて成長する必要もないし、勉強もしない」という方がいらっしゃるかも知れませんね。
新たな知識を得たり、今までわからなかったことが「わかる」「理解する」ことはしばしば時間や労力を要する場合があり、それより目先の快楽や利益、「しばければならないこと」を優先してしまうこともあるでしょう。成長すること、勉強することを放棄するということは、現状維持を選択していることに他なりません。恋愛に限らず、ある分野で知識、理解度、経験で人よりも劣るということは、教える側と教わる側、もしくは、優る者と劣る者という上下関係ができてしまうケースがあります。
よく師弟で恋愛関係になることがありますが、こちらは師が上の立場を利用して教え子をうまく恋愛に誘導している側面が強いように思います。上司と部下の社内恋愛や不倫も、どちらかと言いますと、上司の部下への意向が強く反映しているのではないでしょうか。また、恋敵(ライバル)との競争を考える時も、恋人が傾倒している分野での知識や経験の優劣が勝敗に大きな影響を及ぼすこともあるでしょう。例えば、学生カップルが卒業して就職すると、彼女が職場の上司に大人な魅力を感じて恋に落ちてしまうケースもあります。
ここまでお読みいただいて、勉強することの重要性を認識いただいた方もいらっしゃるでしょう。
では、どのように勉強するのが効果的なのか?
ただ覚えればよいのか?
昔、学校の試験などを一夜漬けの暗記で乗り切った方は、勉強=暗記という発想が強いかも知れませんね。最近は、日本でも思考力や読解力が重視される傾向が強まり、暗記中心の勉強法も見直され始めています。勉強できる人のことを「頭のよい人」という言い方をしますが、では、この「頭のよい人」の定義は何なのか?
これは「本当に熟知していること」と「知っていると錯覚していること」を区別する力で人よりも卓越していることとの見方もあります。「知っているつもり」を克服するポイントは、討論すること、質問に答えられること、わかりやすく自分の言葉で説明できることなどでしょう。本当の意味で「頭がよくなる」「勉強できる」とは、ある物事について人が納得できるように説明できる、だと解釈すれば、学ぶことの意義はもっと深いものになっていくのではないでしょうか。
(記事:スタッフ)