対人関係は、あなた×相手、のかけ算です

 勝てる恋愛テク

「人の力など借りなくても自分の力で何とかできる」
「あの人は使えないから早めに縁を切ろう」
「あの人には話をしても無駄だからかかわらないでおこう」

このように、人に頭を下げる、お願いする、助けを求める、理解を促す、支援する、交渉することなどを嫌う方がいらっしゃいます。極端に言えば、人に頭を下げたり、説得したりすることを無駄と考えている、自分の気の合う人、自分の言うことを聞いてくれる人だけとうまくやっていけばよいと思っているようですが、果たしてうまくいくのでしょうか。
こういった傾向の人は、成功体験が豊富でプライドが高い人に多いような気がするのですが…。

言うまでもありませんが、常に上からしか人に接することができない、人に動いてもらおうという意識がそもそもない、というのは、対人関係で致命的です。お金は稼げて、それなりに職業上の地位や少数の理解者によってうまくやっていけているかも知れませんが、恋愛など人と距離が近付く関係になろうとする時、頻繁に争いに発展します。
その理由を考えますと、仮に恋人などの近い人物が問題と思える行動をとりますと、その恋人が100%悪いと思い込み、自分に否があったとしても認められないからではないでしょうか。

恋愛に限らず、対人関係がうまくいかない人の特徴は、対人関係の結果起こる責任を100%相手のせいにしてしまう傾向があるということでしょう。「相手が勝手にやったことだから自分には関係ないし、否もない」といった感じにです。ここで、少し社会と人について考えを巡らせてみましょう。

優れた上司や指導者、友人、ライバルと巡り合って、頭角を現したり、才能を開花させたりする人。一方で、無知で無能、思慮深さの足りない人物に振り回され、一生を棒に振ってしまう人。人は、どんな人と出会うかによって、よくもなるし、悪くもなります。本題に戻しますと、あなたの元で能力を十分に発揮できない、問題行動やトラブルをいつも起こす、思いやりや優しさを失ってしまう、というのは、多少なりとも、あなたにもその原因があるのではないか、ということです。

例えるならば、対人関係は、あなた×相手、のかけ算です。

人がどうすれば自分のために動いてくれるのか、または人の可能性について考えることを放棄してしまっては、人が助けてくれることはありませんし、対人関係のトラブルから解放されることもないでしょう。
(記事:スタッフ)

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