恋愛心理の2パターン・恋に近付く人、遠くから見つめる人
テレビ番組を眺めていると、街中やラジオで流れる曲を聴いていると…。
知らなかったアーティストやアイドルの大ファンになってしまった、なんて経験、1度くらいはあるのではないでしょうか。
最初は「この人ちょっといいかも」から始まり、何度も目にする、耳に触れるに連れ、その恋する思いが加速していき「大好き」になってしまう。これは、現実の恋愛でも共通していると思います。
一方で、「大好き」になったものの、「何かちょっと気に障るな」と思い始めると、「やっぱり何か自分の理想と違う(ズレてきているな)」と嫌悪感が募り始め、恋愛感情が一気に冷めていくということも共通していることでしょう。生涯ひとりの人にずっと恋の炎を燃やしている、というケースは非常に稀でして、遅かれ早かれ恋愛感情というのは冷めていくものでしょう。
「ビビッとくる」という表現をされることがありますように恋というのは、衝撃や刺激的な出会い、付き合いのもとで強まっていく傾向があります。長年ひとりの異性と密に寄り添うことは、マンネリや慣れを生みますので、冷めてしまうのはむしろ自然であり、場合によっては他の異性に対して恋愛感情を抱いてしまったとしても、それは仕方がないと言えるのかも知れません。
そんな自分ではコントロールしにくい恋という感情とどう向き合っていくのか?
これは2パターンに分けられると思います。
1つは「恋に近付き過ぎる人」、1つが「恋を遠くから見つめる人」です。
● 恋に近付き過ぎる人
恋に振り回される人です。好きな人ができれば一直線といいますか、例え恋人や配偶者がいたとしても、新たな恋も成就や心惹かれる方向に向かって突き進んでしまいます。当然、恋人や配偶者とは、恋愛感情の抑揚で別れる結果となってしまいますので長続きはしないでしょう。
● 恋を遠くから見つめる人
恋に振り回されず現実的な自分や人の利益を判断できる人です。自分が相手に求めること、相手が自分に求めることを十分に把握した上で、仮に一緒になっても、お互いに求めることに対し、相違があると判断すれば、あえてくっつかないという選択をできる人と言えるでしょう。
現実の恋人や配偶者を受け入れ、新たに恋する相手には、密かな恋心を抱きつつも、ファンのような立ち位置で些細な支援をし接し続ける。恋人や配偶者に対しては、同士やパートナーとしての側面を重視するようになり、恋は2の次、遠くから眺めて楽しむもの、というような価値観を抱く人です。恋に対して、どちらの姿勢で臨むかは人それぞれですが、恋愛で疲れてしまった時は、自分の恋との向き合い方を見直してみてもよいかも知れません。
(記事:スタッフ)